Style to make you good

グッド・コンディションでいる12のヒント

1-1. ちゃんとやること

継続していると上達はするし馴れてくる。でも、うわべでなく腰を据えて取り組まないと、何をやってもそれは、中級までは自分を過大評価しちゃうほどスムーズに行った後、万年中級で止まる。停滞した時点で軌道修正しても活路は見出せるが、始めたばかりのうちから本腰を入れた方が、上級まで至る確率は格段に上がる。適当にお茶を濁さず、すぐ調子に乗らず、大一番でビビらず、一つ一つちゃんと。

1-2. 逃げないこと

なかなか結果が出ないときに、やってる感で自分を誤魔化してはいけない。不運が重なったときに、心の底で密かに安堵し、我が体たらくをその不運に責任転嫁するという嘘をついてはいけない。人生に準備万端も予定通りも少ない。今の現実があなたの実力だ。ダメでもOKな「〇〇のせい」状態があらかじめ完備された他人事の挑戦からは得るものなし。自分事として向き合えばこそ、最高の自分にも出会える。

2. Put everything into practice.

2-1. まず行動に移すこと

人間はそれを必要だと実感しないとなかなか覚えられない。人間はそれで手痛い失敗をしないとなかなか学ばない。では必要にはどこで出会えるか。失敗はどこで体験できるか。言うまでもない。行動するなかで唐突に遭遇するのだ。だから始めてしまえばいい。行動に移してしまえばいい。状況から必要を認識し、現場で失敗を重ねることで、やる前にしようとした答えは、おのずと眼前に現れる。

2-2. 変化を恐れないこと

これだけ世の中が目まぐるしく変わっているのに、あなたが変わらないでいるのは現実逃避に他ならない。それは、その場にとどまっているのではなく、急速に遅れをとっているに等しい。永久普遍の真理だってあるに違いないだろう。けどそんな本当のことを、本当の意味で理解するのは並大抵ではない。あなたに今すぐできるのは、万物は変化するというまさしく真理のひとつに抗わず、謙虚に変化し続けることではないだろうか。

3. Be a sharp guy on the street.

3-1. 自分の頭で考えること

考えることは、それ単体が独立して存在しているのではない。思考は、出た結果と後の検証の過程にこそ存在するのだ。ただの考え事はモヤモヤしているだけで思考とは言わない。私たちは、過去の自分の成功体験を過信したり、すぐ人に聞いて無自覚に盲信したりと、省エネが大好きだ。思考停止すると、置き去りにされ、搾取され、元気を失い、空っぽになる。人間の中身は思考の集積に他ならない。

3-2. 社会と関わり続けること

誰にも邪魔されない趣味はさぞ至福だろう。が、それは楽チンで気ままなだけではないのか。楽チンも気ままも言うなれば無意識下での自動操縦機能。極上の快適はそもそもが異なる。意識しないとできなかったり意識してもできなかったりは確かにくたびれる。から、その不快な日々を経て一応はこなせたらそこで終了?もったいない。社会に己を晒し続けることでの叱咤激励が、あなたを更なる至高の快適へと誘う。

4. Rock at life.

4-1. 遊び心があること

真剣に物事に取り組むのは良いことだ。しかし、それにより、あなたの動きは多少硬くなり、あなたの頭はかなり固まる。ミスをしないことが目的ではない。見本に近いことが成果ではない。マイナスを減らすのも重要だが、プラスも増やしたいなら、正解ばかり回答しにいかず、ときに童心で太々しく遊んじゃおう。正解は安全だが、そんな安全地帯からは、発明も感動も、だけでなく笑いすらも生まれない。

4-2. かっこいいこと

見た目に囚われてばかりいては本質を見誤ると人は言う。その人は美や魅力の意味を取り違えてはいないか。醜かろうが、無様だろうが、ときに人は格好良く見えるし、満点だろうが理想的だろうが、ときに人はすこぶる不細工に映る。何を以ってかっこいいと為す。見た目に限る筈がない。誰もいないその瞬間も、あなたのことをあなた自身はいつだって見ている。遠慮は無用。見た目も生き様もかっこよくあれ。

5. Get out of your comfort zone.

5-1. 我を忘れる瞬間を持つこと

誰かに親切を尽くせばいいのかと言うとそれは違う。なぜなら、よほど達観した人物でもない限り、他者への世話に限って自己への関心の裏返しである場合が少なくないからだ。じゃあ利他は駄目?いや大いに結構。鍵は、結局自分のためにやってるかもしれないそれが、ふと我に返ったそのとき、そういえばしばらくの間、我を忘れて没頭していた自分に気付くことだ。その感覚を忘れないで。

5-2. 楽しむこと

しんどいことはたくさんある。苦しい時間帯の方が多いかもしれない。しかしその中に、こじつけかもしれないけど楽しくて仕方がない瞬間がある。しかしその中に、気のせいかもしれないけど楽しくて仕方がない部分がある。たとえたまにしか訪れなくても、たとえ少ない割合しかなくても、それはあなたにとって最高の宝物に違いない。だったらそれを、思う存分あじわい尽くす以上に、尊重することなどあろうか。

6. Stay calm.

6-1. 取り乱さないこと

自分が人生に充実感や幸福感を得る対象を、他者に求めてしまったり、一時的な快感に頼ってしまうのは危険だ。それらと引き換えに、散々積み上げてきたものが一瞬で消える。一度たどり着いたことのあるところまでは初回より早く戻れるが、少なくて数週間、普通に数ヶ月、時には数年を要す。作為的な誘惑や一時的な衝動で、あなたを象徴する要素すなわちリズムやメロディを、誰にも明け渡さず守り抜いてほしい。

6-2. 地道に整えること

毎日とは、基本的に同じことの繰り返しであり、その中に実感できる成長や成果は乏しく稀だ。しかし、その間にも、あなたの中には、目に見えない何かが確実に蓄積している。そして逆に言えば、その土台は、長い年月をかけた日々の研鑽以外から備わることはない。ということは、整えなければならない。それを来る日も来る日も、とにかく愚直に淡々と。あなたの毎日にある、とりとめもない普段を大切にして。